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中村仁がマーケティングに悩む
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かかわり

FROM:中村 仁

八尾のサンマルクカフェより・・・

 

昨日、喫茶店から自宅へ帰ってきて落ち着いていると、突然クライアントからお電話をいただきました。

 

私:「Aさん、どうかされましたか?」

 

Aさん:「中村くん、聞いてくれ。君が作ってくれたプロモーション提案を見ていた思ったことがある。

 

私:「はい。」

 

Aさん:「内容はよくできていると思う。でも、優先順位が間違っていると思うんだ」

 

私:「はい。といいますと?」

 

Aさん:「ああっ、私は売上を上げるために新規客が欲しいんだ。なのに、君は優先順位の一番上に既存客へのダイレクトメールをすすめている。こう言うとなんだが、私は既存客との関係はできていると思っている。なにせ一度商品を買ってくれているからね。

 

しかも、一部のお客様に関しては、こちらから直接お願いしなくてもお客様の声もくれる。関係ができているじゃないか?だから、優先順位の一番は新規顧客だと思うんだよ。」

 

Aさんの言っていること、非常によくわかります。実際にすばらしい商品を販売し、商品に満足したお客様から声ももらっている。ただ、彼にはひとつだけ認識違いがありました。そしてそれが売上を上げるために、最も重要でことであることでもあったのです。

 

それは、既存顧客と関係ができているということに関する認識です。私は「関係」の意味を辞書で調べてみました。1 二つ以上の物事が互いにかかわり合うこと。goo辞書参考かかわり会うこと・・・

 

Aさんは一度商品を購入してくれたお客様に何のアプローチもしていませんでした。全くかかわっていない・・・それは関係があるとは言い難い。せっかくAさんの商品を購入して満足してくれたお客様なのに。

 

このような経緯があってダイレクトメールを提案したのでした。別にダイレクトメールでなくてもよいです。たとえば、ニュースレターやはがき等。「関係」の定義に当てはまるならなんでもOK。

 

今回の場合、「関係」の定義に全くあっていない、かかわりあっていなかったので、まずはそこから始めましょうと言いたかったわけです。さて、あなたは既存客とかかわりあっていますか?それとも?

 

P.S.

ちなみに、今日のお話はフィクションですよ。私は提案書を作るのが非常に苦手で、人から褒められたことなんてありませんから。(泣)さて、今日は午後から会社員時代勤めていた会社が実施するセミナーに参加してきます。前の会社に行くのは1年以上ぶりですね。

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