ギンガムチェックのおじさんが目の前で・・・
by 中村 仁 / 2017.09.30
JR大阪駅改札口(中央じゃないよ)を出て、学生時代に3年半働いていたマネケン(ワッフルね)前を通りすぎようとしていたときのこと、
中村:
「なっ、なんだあれば」
私は見てはいけないものを見てしまったのかもしれません。
中村:
「これぞファウンダー(起業家)。私が求めているブレイブアントレプレナーの理想系なのかもしれない・・・」
久々に興奮してしまいました。
今、目の前に広がる光景に大阪駅の人はどう見ていたのだろうか?
私はここに、強靭な精神力をもった起業家の誕生を祈ってしまったものです。
マネケンの向い側にバス乗り場があります。
乗り場の前に銀の手すりというか、
その前を歩いていたときに見てしまったんです。
おじさんが・・・。
赤と青のギンガムチェックのシャツを来て、下はジーンズ、年の頃は50代後半かな?
その彼がパイプを両手で掴み、うつぶせになって、そう、あなたがイメージした通り、
しかも、高速で200回近く・・・JR大阪駅で、公衆の面前でですよ。
中村:
「周りの目が気にならないのだろうか?
と思ってたのが冒頭の回想シーンです。
彼が何を求めて大阪駅のど真ん中で、腕立て伏せをしていたのか真意はわかりません。
しかし、彼には何か壮大なビジョンがあったのでしょう。
いやっ、そうだと信じたい。
でなければ、何百人の視線を一気に浴びて平然としていられるはずありませんから。
下手な路上ライブの人より、はるかに注目されていました。
誰かに迷惑かけているわけでもないので、警察も動きようがないでしょう。
やはりビジョンを行動で体現している(であろう?)人は素晴らしいですね。
翻って我々は何か新しいこと、次のステージへ行きたいと思って何かを始めるとき、こんな不安を感じることはありませんか?
▼「何かバカにされるんじゃないか?」
▼「上手くいかなかったらどうしよう?
▼「嫌われるんじゃないだろうか?」
自分のことばかり考えていると、いつまでたっても気になって行動に移すことはできません。
起業している場合は、その行動の先にお客様がいることが多いです。
セミナーをやるにしても、メルマガを書くにしても、セールスにしてもそう。
自分のことに焦点が向いていて、お客様に貢献ができるでしょうか?
私は価値貢献の対価として、お金をいただけると考えているので、相手ではなく自分に焦点が向いている限り、価値提供はできません。
フォーカスポイントを相手に変えてみてはいかがでしょうか?
「別に自分はどう思われてもかまわない。目の前のこの人に貢献してやる」
「私には壮大なビジョンがある。だから、周りにどう思われようともコレをやる」
自分のいる半径5mの外へ目線を向けて動き出してみるんです。
きっと周りの声が気にならなくなってあなたの行動は大きく加速するでしょう。
P.S.
ギンガムチェックのおじさんにも、話を聞いてみたかったな。