塾生さんの成果報告から考えたこと。
by 中村 仁 / 2017.09.21
近況報告でも書いたように、今日の東京養成塾では、複数の塾生さんから成果報告をしてもらいました。
塾生である当事者側の気づきは、他の塾生さんの知恵になります。
一方で、私が彼らを客観的な立場から見て、専門家として何が成功要因になったのか?を分析し、教訓としていくつかお話しました。
成果を出す塾生に共通していたことは、「初速スピード(情報収集した上で)&試行錯誤」です。
そんなのあたりまえじゃん?と、思う人もいるかもしれません。
ほとんどの人が考えすぎて、あるいは、完璧主義なのか確実性を求めすぎて動けずに終わってしまうようです。
まぁ、一歩目を踏み出すだけで、感覚的な話ですが、全体の2割に入るんじゃないでしょうか。
もちろん、踏み出してからも壁はあります。
正解なんてないですから。
よく「正解教えてください」とか、「どうやればいいですか?」とか聞かれます。
私:「どうすればいいと思う?」と逆に聞き返してしまいます(汗)。
だって、本当にわかりません。
コンサルティングを2000回以上やっているから、抽象度のレバーを上げると悩みや解決策の共通項は見えてきますよ
でもね。
あなたが持っているスキルや経験、リソースによって取るべき方法は千差万別。
唯一の正解はありえません。
リソースの違いを考慮した上でサポートしますが、それでもうまくいくかどうかはやってみないとわからないんです。
「やってみないとわからない」と、放り投げているわけではなく、試行錯誤の可能性がありますよと伝えておかないと、
来るとわかっているパンチなら耐えられるけど、死角からパンチが飛んで来たらダウンしちゃうじゃないですか?
あれと同じで成果につなげるには、早く失敗して、早く回復して次の一歩を踏み出せるかにかかっています。
ある人は、FaxDMをやって次にDMを送付して反応がありませんでした(むしろ、
ご自身で主体的に取り組まれ、試行錯誤を繰り返して、メルマガも始めました。
文章が苦手だったので、専門家にステップメールを書いてもらい、日々のメルマガのみ自分で書くことにしたわけです。
たった1か月でメルマガ読者100人程度で7件も問い合わせにつながったそうです。
彼の試行錯誤は、毎日毎日、タスクとして上がって来るわけです。
何が良くて、何が悪かったのか?明日以降何にフォーカスすればよいか?言語化して気づきを自分なりに得ています。
そりゃ、遅かれ早かれ成果出ますよ。
講師養成講座をやった人は、9日にメルマガでアンケートを募ったところ、13人から応募がきました(メルマガ読者300人)。
急いで13日から説明会を開始。早過ぎません?(笑)
普通小さいなりにプロモーションする場合、2か月くらい前から準備するものです。
ささっと資料を作って(といっても、本講座は何一つできてないそうですけど)、サクッと説明会を今開催しています。
現在のところ、成約率60%。高額商品ですよ。
60%って、5人参加して3人受注するレベルです。
悪くないと思いませんか?
初速が早い、そして、顧客に合わせて次への試行錯誤した上での展開も早いです。
思い返してみたら、会社員時代の仕事の覚え方だって、受験だってスピードと試行錯誤が成長のカギだった気がするんですよね。他にもありますけど。
独立してビジネスをすると、なぜ、試行錯誤をやめて、楽してとか早く成果を出したいという気持ちになるのでしょうか?
安易なツールやテクニックに走ってしまうのでしょうか?
本気で達成したいものがあるなら、手段なんてどうでもいいと思いませんか?
さっさとやればいい。(初速スピード)
ダメならスグに方向転換すればいい。(試行錯誤)
初心にかえって自分のあり方を見直したいものです。
何もないときはやっていたはずなんですよね。