勢いやブームに流されることなく、自分で決断するためには・・・
by 中村 仁 / 2017.08.05
■近況報告では、歴史など、教養本を読んでも専門的な仕事においては、すぐには役に立ちません。
と書きました。
しかし、物事に関する教訓を得ることはできます。
たとえば、半藤一利さんの書籍からは、熱狂に追従することへの危険性を学びました。
たとえば、
■第二次大戦へ突入する前に、軍部がメディアを使って煽っていた内容を見ていて、みんなが乗せられ、悲劇の決断を後押しすることになりました。
また、幕末の尊王攘夷についても同じ。
多くの人が尊王攘夷と口では叫んでいても、実態をあまり知らずに勢いで動いていたふしがあります。
■信念なき、思考停止状態で決断を下しても、理想の未来を切り開くことができるとは思えません。
現代でも同じようなことはよくあります。
私、池上彰さんや佐藤優さん、出口治明さんなどの書籍をよく読みます。
世間的にすごいと言われる人たちです。
ファンの中には、彼らの本に書いてあることは全部正しいと思っている人もいるでしょう。
■彼らの意見を自分の意見にして、人に語っている人すらいるくらいですからわからなくもありません。
しかし、それって思考停止に過ぎないんですよね。
「池上彰が言っているから、正しいだろう」で思考を停止させてしまうと、選択に対する責任すら取れなくなってしまいます。
「池上彰が言っていたから信じたのに・・・」
全部、自分の責任ですよ。
思考を停止しちゃダメだ。自分で考えて自分で責任を持たないと。
基礎知識と発想法については、彼らから多いに学ばせてもらえばいいんです。
■コンサルティングをしていても、実は、上記と同じような思考で取り組んでいます。
私、専門のコピーライティング、マーケティング、コンサルティングを使ってクライアントの問題解決をすることがで
必要であれば、動画や広告のプロモーションはできるし、実際、クライアントにやってもらってます。
でもね。基本的に私教えないんですよね(笑)。
だって、「やり方を教えてください。
■もし、上手くいかなかったら、「中村が上手くいくって言っていたじゃないか?」となります。
最初にお伝えするのですが、いやっ、一回で上手くいくことの方が少ないんですよ。実は。
テストしてテストして、上手くいくまでに膨大な量の行動が必要になるわけです。
■常に自分で思考して、行動して仮説を立ててまた行動しての繰り返しの中で、成果に近づいていくわけです。
誰かが正解らしきことを言ったからといって、鵜呑みにしてはいけません。
■信じると鵜呑みは全く別の概念です。
軸を持たずに乗せられると、判断を誤ってろくな結果にならないから気をつけてくださいね。
基礎知識と発想法をもらって自分で考えた上で、一緒に進めていくのが一番です。
■歴史とか古典、哲学等を学ぶ価値は、誰かからコントロールされることなく、
もちろん、私のメルマガの文面も鵜呑みにしないで、自分で検証してくださいね。